弊部OB金子健太郎氏の父君である、元東洋フェザー級チャンピオン金子繁治氏の追悼試合が3月16日、東京後楽園ホールでとりおこなわれた。
金子繁治略歴
昭和6年8月13日生まれ。新潟県出身。
戦績 71戦54勝(33KO)10敗1分け6EX
昭和28年12月、初代王者ラリー・パターソン(比国)を4回KOで下しタイトル獲得。日本初の東洋チャンピオンとなる。以後、6度の防衛後、網膜剥離の為タイトルを返上して引退する。この間、最優秀選手賞2度、殊勲賞、敢闘賞、年間最高試合章3度を受賞している。
19歳で単身上京した金子繁治氏は、笹崎ジムの内弟子となって「槍の笹崎」と呼ばれていた笹崎たかし氏の指導を受ける。故金子氏は新人王はチャンピオンになれないという当時のジンクスを見事破り東洋チャンピオンにに登り詰めた。左フックを得意とする「魅惑のハードパンチャー」として人気が高く一時代を築いた。のちの世界チャンピオン、比国の英雄フラッシュ・エロルデには4戦全勝。世界チャンピオン、サンデー・サドラーとの対戦には敗れたが、評価は大いに高かった。
引退後は東京下北沢に金子ジムを開設。指導者として多くのチャンピオンを育成した。
長男健太郎氏の挨拶。
ご来場の皆さんに、生前のご厚情の感謝をされた。
会場の多くの方々と10カウントの黙祷。
厳粛な雰囲気の中にボクシング部員もいた。
弊部OB田中正人先輩は、金子ジム所属の元日本フライ級チャンピオン(元WBA世界フライ級4位)としてご登壇されていた。
当日のメインイベントをされた大竹秀典選手(IBF世界スーパーバンタム級12位)
タイ国のサターントウン・そーバンカルに2回KO勝ち
試合、、セレモニー後の3先輩。
金子健太郎氏、沼尾朋典氏、田中正人氏。
金子繁治氏のご冥福を心からお祈りしており申し上げます。
文京区大会
日時 4月10日(日)
時間 13時試合開始
場所 東京大学駒場キャンパスボクシング場
横浜新人戦
日時 4月29日(日)
時間 11時45分開会式
場所 横浜文化体育館
OBの皆様におかれましては、応援よろしくお願い致します。