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猛暑続きの2018年夏、再び沖縄は那覇市を訪れた。

日本各地にかつてTウェーブを背負って日本のトップレベルで活躍した弊部ОBがいるが、ここ沖縄の地では桑原永明氏がその一人である。当時わが東海大学ボクシング部は関東大学リーグ3部に甘んじていたが1学年上の内野賢一郎氏と共に全日本選手権・国体にて "湘南の暴れん坊" となって大いに活躍、輝かしい成績を残した。桑原氏は2年次・3年次には全日本選手権にて準決勝進出、4年次(1999年)には全日本決勝に進んだものの僅差のポイントで敗れ準優勝に甘んじた。内野氏も1998年にはバンタム級準決勝まで進出している。

卒業後20年の年月が経ってはいるが、ボクシングに対する彼の情熱は今も変わらない。そんな桑原氏が湘南から海を隔てて南に1500キロ、沖縄の地から現役部員に向けて勝つためには何をすべきかを単刀直入に語ってくれた。このアドバイスが何らかのヒントとなってくれることを彼は願っている。

https://www.youtube.com/watch?v=7LCPSGtBku0

 



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“全日本でもいい、国体チャンピオンでもいい、全日本・国体. . . チャンピオンになることを桑原(さん)は心から願っています
 と、少々酩酊気味の笑顔で熱いエールを送り、自分の成し得なかった夢を後輩達に託した。また、現在様々なスポーツシーンで一般的となっているストレッチ、我が部では諸岡終身名誉監督によって早くから取り入れられていたが、彼はストレッチの重要性も淡々と語っていた。

 

 

 

桑原永明(くわはら ひさあき)   1979年1月29日生まれ、沖縄県小禄高校在学中の2年次よりフライ・バンタム級で常に全国トップレベルで活躍。高校2年次のインターハイで3位、東海大学進学後の2・3年次に続けて全日本選手権準決勝進出。当時バンタム級は不動の王者辻本和正(日大OB)が君臨していた。4年次にはフライ級で全日本選手権決勝に進むも相澤国之(拓大)の前に惜敗。念願の全日本選手権優勝の夢は果たせなかった。

現在、自営業のかたわら、那覇市の奥武山体育館にてアマチュアボクシングの指導にあたっている。

 

 






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